ホクレン農業協同組合連合会(札幌市中央区北4条西1)は1月20日、北海道米「ゆめぴりか」を10割使用した玄米「ホクレン玄米ゆめぴりか」の販売を始めた。
ゆめぴりかは、「さらにおいしい北海道米をつくろう」をコンセプトに研究開発された新品種。味を左右するアミロースが低く粘りがあることや、低いほどやわらかいとされるタンパク質が比較的低いため、炊き上がりがやわらかくつやがあり、粒が厚いという特徴がある。昨年10月から販売が始まり、高い収量性があることから「北海道米の将来を担うエースとして期待されている」という。
ゆめぴりか玄米の販売は、同会パールライス部が昨年実施した「普段の米の食べ方」に対する消費者アンケートで「玄米食」と回答したユーザーが多かったことや、玄米ユーザーの多くは「玄米に白米を混ぜて炊いたやわらかい食感を好む」傾向があること、「現状、店頭で販売されている玄米商品は種類が少ない」という声が玄米ユーザーから多く聞かれたことなどがきっかけ。
「玄米ユーザーのニーズである『やわらかさ』を特長とし、現在、多くの消費者の皆さまから『おいしさ』で高い支持を得ている北海道米ゆめぴりかを使用した玄米の販売を通じて、従来からの玄米ユーザーに加え、これまで玄米商品を購入されていなかった消費者の皆さまへも健康的な食生活を提案していきたい」と同会パールライス部パールライス販売課の今野さん。「米の需要が低迷している現代だからこそ、多くの方に北海道産玄米を食べていただければ」とも。
内容量は3キロで、価格は1,380円。全道のホクレンパールライス取扱店(Aコープ・生協・量販店・米穀小売店など)で取り扱う。