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表現集団「スケルツォ」がパフォーマンスライブ-日常の中の「笑い」テーマに

「scherzo(スケルツォ)」は加賀城匡貴さんの「笑い」のステージ。写真=前回の札幌公演の様子(2006年、Zepp Sapporo)

「scherzo(スケルツォ)」は加賀城匡貴さんの「笑い」のステージ。写真=前回の札幌公演の様子(2006年、Zepp Sapporo)

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 札幌出身のパフォーマー・加賀城匡貴さんが主宰する表現集団「scherzo(スケルツォ)」のパフォーマンスライブ「ものの見方が変わる公演」が9月23日、「cube garden(キューブガーデン)」(札幌市中央区北2条東3、TEL 011-210-9500)で開催される。

ときに激しく、ときに穏やかなナレーション。歌ったり、踊り出したりすることも。写真=前回の札幌公演の様子(2006年、Zepp Sapporo)

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 スケルツォは、何気ない日常の風景や文字・記号などの映像にライブでナレーションと音楽を加え、機知に富んだ「見立て」で「ユーモア」や「笑い」を表現する札幌の表現集団。

 主宰の加賀城さんは高校生のときにクラスメートと「欽ちゃんの仮装大賞」に出場。学校祭では司会や演出などを担当した。高校卒業後はサッカー選手を目指しイギリスに渡ったが、心の内にあった「人を笑わせたい」という思いから、ジャズやファッションなどロンドンの文化に触れることで自分の感性を磨いた。帰国後、ラジオ放送局の制作スタッフなどをしながら、坂本龍一さんのライブやNHK教育テレビの「ピタゴラスイッチ」などを手がけるメディアクリエーター・佐藤雅彦さんの映画を見て刺激を受けるなど、自分の「笑い」のスタイルを模索し続けた。

 その結果、日常の誰もが見慣れた風景の映像を見せながら、独特のナレーションと音楽を付けることでその印象を一転させるステージパフォーマンス「スケルツォ」が誕生。1999年、時計台ホールで第1回公演を行った。同公演の成功を受け、佐藤雅彦さんの映画「kino」の上映との2部構成による「スケルツォ公演2005」、イギリスのジャズ・ファンクバンド「ザ・ベイカーブラザーズ」とのコラボレーションなどのほか、2008年には国語・算数・理科・社会を加賀城さんの持つ独自の視点と発想で表現した学校図書「脳トレ!パッとブック」を出版。その後、札幌市内の小学校やチェコのプラハにある日本人学校でワークショップなどを行った。

 4年ぶりの札幌公演となる今回のステージでは50本~60本ほどの作品を用意。「スケルツォは、みなさんがよく見知っている日常の風景や『もの』の『面白がり方』を見せるステージ。見慣れた風景でもBGMやキャッチフレーズを付けることで突然楽しいものや悲しいものに見えたりするなど、人の感情を一転させるものになる」と加賀城さん。「『価値の再発見』『物事を別の見方で見てみる』という意味では、頼まれていないものを勝手に広告してしまうイメージ。思わずニヤリとしてしまうような『頓知』のきいた作品は、きっと共感を得ていただけるはず。『あなたの面白がり能力を伸ばします』」とも。

 18時~、21時~の2回公演。入場料は、前売り=2,500円、当日=2,900円。1ドリンク別途500円。ローソンチケットで販売する。

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