札幌のインテリアショップ「inZONE with ACTUS(インゾーネ ウィズ アクタス)」宮の森店(札幌市西区二十四軒2条7、TEL 011-611-3939)2階に7月24日、コンセプトショップ「Qis(クイズ)」がオープンした。
同店はinZONE内にブースを設けたショップ・イン・ショップで、売り場面積は約6坪。同店のプロデュースを手がけたQ-CONTROL(西区)のクリエーティブディレクター・KENさんがロサンゼルスなどで自ら仕入れた食器などを中心に、さまざまな雑貨を並べる。
もともとinZONEと共同で、「衣」「食」「住」という「総合的なライフスタイル」を提案する場としてインテリアとアートを融合させた個展などをプロデュースしてきたKENさん。ギャラリーのように単に絵を並べる個展ではなく、「家に住む」「家に飾る」をキーワードに総合的な「空間」を演出してきた。
「ファッションやインテリア、アートなどはそれぞれ独立したものではなく、ライフスタイルと総合的にリンクすることが重要」とKENさん。今回のショップ・イン・ショップの企画はその流れをくんだもので、店名の「Qis」に含まれる「Q」には、「question」「quality」などさまざまな意味を込めたという。
主な商品は、ガラスメーカー「FIRE KING(ファイアーキング)」のマグカップ(1,500円~)や1948年創業の陶器メーカー「HEATH CERAMICS(ヒースセラミックス)」の食器(3,000円~2万円)、オーストラリア・シドニーのハウスクリーニングプロダクト「Murchison Hume(マーチソン ヒューム)」のオーガニック・クリーナーなど。中でも「ヒースセラミックス」は日本ではまだほとんど流通しておらず、「北海道では初登場のブランド」だという。そのほか、カラフルな輪ゴムでデザインしたいす(8万円)なども。
「アンティークショップは高価で手が出せない商品が多いが、当店では品質の良い商品も手ごろな価格に設定した。実際に使ってみないと物の良さはわからないので、まずは手にとってもらいたい。当店が、ものやデザインに興味を持っていただく入り口になれれば」とKENさん。
今後については、「通常のショップはすでに『店』という枠組みが完成された状態から始まるが、ショップ・イン・ショップなら自由にテーマをアップデートすることができる。『ルービックキューブのようにカタチを変える』。そんなライフスタイルにプラスアルファの提案ができれば」とも。
営業時間は11時~19時。水曜定休。駐車場あり。