札幌のカフェで「黒毛和牛一頭丸ごとフェア」-江別のファームとコラボ

昨年12月、イーコット カフェで行われた黒毛和牛の販売の様子

昨年12月、イーコット カフェで行われた黒毛和牛の販売の様子

  • 0

  •  

 札幌・白石の「e.cot cafe(イーコット カフェ)」(札幌市白石区菊水元町9条2、TEL 011-873-7799)で7月23日・24日、「黒毛和牛一頭丸ごとフェア」が開催される。

「関ファーム」で育てられた黒毛和牛の「はつきよ」(23カ月当時)

[広告]

 両日、同店オーナーの本田さんと親交のある「関ファーム」(江別市)の川口谷仁・ゆかり夫妻が育てた黒毛和牛1頭分の牛肉を販売する。

 同牧場では乳牛も育てているが、「酪農では消費者と直に接する機会がなかなかない」ともどかしさを感じていた川口谷さん夫妻。「肉牛の販売であれば直接購入者に手渡し、消費者とつながることが可能」と考え、カフェを経営していた本田さんに相談を持ちかけた。

 肉牛は川口谷さん夫妻が初めて育てた1頭分のみで、出荷するのも初めてだった。そこで本田さんは「大切に育てた牛を販売するなら、ただ販売するのではなく、にぎやかに楽しくインパクトがある売り方にしよう」と牛1頭分の丸ごと販売を提案。同店と親交のあったいろいろな店に声がけをしたことが開催のきっかけとなった。

 1回目となった昨年12月のイベントには2日間で約120人が訪れ、1頭分用意された牛肉は完売する盛況ぶりだったという。

 2回目となる今年は黒毛和牛の販売のほか、同店近くの店舗も多数参加する。同店の定番メニュー「深山膳」(1,200円)を黒毛和牛仕様で提供するほか、黒毛和牛を使ったおにぎりやカツサンド、無農薬野菜や夏野菜、今摺り(いまずり)米「おぼろづき」、プリンや生チョコなどのスイーツも販売する。

 24日は同店のテラスやギャラリーを開放。普段は駐車場となっている屋外スペースに参加店舗がテントを設け、イタリア料理やサンドイッチ、焼きそば、クレープなどのほか、ビールや各種ドリンクを販売。そのほか、バイオの消臭スプレーや北海道のけい藻土で作った消臭玉の販売、業者による網戸の張り替えサービスなども行う。

 両日、音楽ライブも開催。江別市出身のシンガーソングライター・桜庭和(ひとし)さんの弾き語りライブや、札幌を中心に活動する社会人バンド「FUN!!」によるミニライブも予定。

 「関ファームさんが大切に育てた黒毛和牛をぜひ召し上がってほしい。このイベントは、開催にかかわったいろいろな人たちの思いが詰まっているので、これからも続けていければ。お客さまには来ていただければ『何かいいこと』があるはず。当店の店名『イーコット』の由来は『いいこと』なので(笑)」とも。

 開催時間は11時~18時。桜庭さんの弾き語りライブは23日18時30分から。「FUN!!」のミニライブは24日13時~と15時~の2回。入場無料。

札幌経済新聞VOTE

コンビニでおにぎりを買ったら…

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース