札幌の中心部オフィス街で移動販売しているケータリングランチ「FOOD TRUCK MEBOUK(フードトラックメブーク)」がオープンして3カ月が過ぎた。
出店場所は、月曜・火曜・木曜=市電沿いのクリスタルタワー(中央区南1条西8)、水曜・金曜は札幌駅北口のエルプラザ(北8条西3)のオフィス街(変更あり)。
同店を切り盛りするのは小野さんと廣田さん。前職の同僚同士で事業を立ち上げた。以前オフィスで働いていた廣田さんは「野菜がとれるランチやリラックスできる昼休み時間があれば」と自身の経験を踏まえて開業を決意。関東出身の小野さんは「仕事で北海道に来て好きになった。関東ではネオ屋台村があるがこっちにはないので開拓してみたい」と話す。
販売メニューのメーンは北海道産食材の野菜。旬によって日々変化、開発していくという。ある食材は農家とも契約しており、「少しずつだが新しい流通チャネルを生みたい」と小野さん。スープはケータリングならではの「温かいまま」で提供。夏期間は冷製もそろえる。
札幌ではなじみのないケータリングランチだが、オープンから3カ月がたち、口コミを中心に徐々に広がりはじめている。「予想以上に男性の方も多い。一人暮らしで野菜がとれていない方もランチで食べていただければ」と廣田さん。
ホームページではメニューの更新や販売場所の情報を掲載している。ツイッターでも当日のメニューや「雨の日サービス」「完売しました」などをつぶやく。メニュー内容や食材に関するフォロワーからの質問にも受け答えしている。
「OBENTO」の価格は550円。スープは200円からで、SサイズはOBENTOとセットで150円。
小野さんは「道産食材を使った素朴な味を楽しんでもらい午後の活力にしてほしい」と話す。
営業時間は11時30分~13時30分(売り切れ次第終了)。平日のみ。