マガモのひな、今年は12羽誕生-札幌グランドホテルの庭園で

札幌グランドホテル内の屋外庭園で生活しているマガモの親子。庭園に隣接する和食レストランから眺めることができる

札幌グランドホテル内の屋外庭園で生活しているマガモの親子。庭園に隣接する和食レストランから眺めることができる

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 札幌グランドホテル(札幌市中央区北1条西4、TEL 011-261-3311)4階の屋上庭園で5月14日、マガモのひな12羽の誕生が確認された。

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 同ホテルの庭園には毎年同時期にマガモが飛来しており、昨年は13羽のひなが誕生している。今年は天候不順による低温が続いたこともあり、昨年より4日遅れての誕生となった。同庭園でひなが誕生するのは今年で3年連続の出来事。

 マガモのつがいが飛来してきたのは3月25日。ひなの誕生は、5月14日の朝に同庭園に隣接している日本料理レストラン「ガーデンダイニング環樂(わらく)」のスタッフが確認した。ひなたちは、池のある660平方メートルの純日本風の庭園で、親ガモにと一緒に元気に泳ぎ回っている。

 ひなたちが安心して長期滞在できるよう、同レストランではスタッフが手をたたいて音を出したり、声を出したりして、カラスなどの外敵を追い払っている。今年からは同スタッフが観察日記もつけているという。

 庭園に面した同レストランでは、窓越しにマガモの親子の姿を眺めることができる。「マガモの親子見たさに窓側の席を指定するお客さまも多い」と同ホテル広報担当の蝦名さん。

 同レストランのランチ「おしゃべりプラン」は、「環樂御膳」(3,000円)と「松花堂弁当」(4,000円、いずれも要予約)。同プランでは、レストランでの食事後、クラブラウンジでのティータイムも提供する。

 「1966(昭和41)年に北海道初の屋上庭園として造園して以来、毎年のようにマガモが飛来するようになった。今では長期滞在の大切なお客さま。今回のひな誕生をきっかけに、当ホテル内にある『都会のオアシス』を広くPRしたい」と蝦名さん。「マガモの親子は、夕方以降は巣にこもってしまうので、ご覧になりたいお客さまにはランチタイムが最適」とも。

 同レストランの営業時間は、ブレックファースト=7時~10時、ランチ=11時30分~14時30分(クラブラウンジは15時まで利用可)、ディナー=17時~21時。

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