京王フ?ラサ?ホテル札幌(札幌市中央区北5西7)の「シマエナガルーム」宿泊プランが11月1日、復刻販売される。
昨年度での販売終了には多くの惜しむ声が寄せられたという同プラン。同ホテルはこれまで、北海道の自然や生物について思いをはせてもらう機会を提供しようと、北海道を象徴する野鳥「シマエナガ」をモチーフにしたコンセプトルームの販売や、ホテルで出た廃材をアップサイクルしたオブジェのギャラリー展示、SDGsを学ぶワークショップの開催など、さまざまな取り組みを行ってきた。
「シマエナガルーム」はホテルの廃材を再利用したオブジェや、北海道特有の植物を再活用したドライフラワーなどで装飾し、サステナビリティーへの取り組みを楽しみながら体験できるという。
部屋は広さ37.1平方メートルのツインタイプ。ベッドを追加することで最大3人まで宿泊できる。室内にはサッポロウエシマコーヒーの「フェアトレードコーヒー」を設置し、開発途上国の生産者の生活水準や地位向上を目指す取り組みに参加できる仕組みも用意する。加えて、北海道を拠点に活動するシマエナガ写真家「やなぎさわ ごう」さんの写真や、北海道出身のクリエーターによるアイテムを用意する。
同館広報担当者の上家浩美さんは「北海道とシマエナガの魅力を満喫しながら持続可能な社会や環境についても今一度考えてもらう機会になれば」と話す。
料金は3人利用時1室1人=1万5,000円(朝食付)。宿泊期間は1月31日チェックアウトまで。