映画と食の祭典「HOKKAIDO FOOD FILM FESTIVAL(北海道フードフィルムフェスティバル)」が11月22日から、東1丁目劇場施設(札幌市中央区大通東1)ほかで開催される。
北海道の食文化の発展と地域の魅力を発信することを目指す同イベント。今月3月に行ったプレイベントでは、食に関連した作品の上映やトークイベントを開き、延べ1000人が参加した。
実行委員長の伊藤亜由美さんはスペインのサン・セバスティアン国際映画祭に参加した際、映画観賞後に作品にまつわるメニューを提供するシネマディナーで、シェフや映画祭関係者、観客と共に食事を楽しみ、「食が生きる活力になるということを改めて実感し、これを北海道でも実現させると決意した」という。
期間中、札幌市内の複数の映画館や施設で、作品上映やさまざまな食のコンテンツを展開する。メイン会場の東1丁目劇場施設では、オープニング&クロージングイベントや、料理人たちが自身の料理哲学を披露する「世界料理学会」も行う。このほか、「令和6年能登半島地震」の復興支援企画として、能登半島で撮影した作品の特別上映も行う。北海道を代表する俳優集団「TEAM NACS(チームナックス)」の森崎博之さん、安田顕さん、戸次重幸さん、大泉洋さん、音尾琢真さんがスペシャルサポーターに就任し、各会場を盛り上げる。
伊藤さんは「子どもたちが食や映像の道を志したいと思える環境を整えるために、北海道でなければできない食とエンターテインメントを世界に発信していく」と意気込む。
11月24日まで。