アートイベント「札幌国際芸術祭2024(SIAF2024)」の1プログラムで「とある未来の雪のまち」が2月4日、大通公園(札幌市中央区大通西2)で始まる。
パノラマティクス/齋藤精一《JIKU #006 MindTrail2020》Photo by TOGO Yuta
「SIAF2024」は、札幌市内6会場を中心に10カ国以上、約80組のアーティストの作品展示やイベント、プロジェクトなどを行う3年に1回のアートイベント。6つの主要会場を過去から現在、100年後の未来を巡る「200年の旅」と、未来志向で人々の創造性を生み出す「未来の冬の実験区」の2つのストーリーに分けて構成する。
会場になる「2024 さっぽろ雪まつり(第74回)」大通2丁目会場は、「未来の冬の実験区」を実現する会場。「とある未来の雪のまち」をコンセプトにこれからの冬の生活や楽しみ方に焦点を当て、体験の場を提供する。
同会場では、「SIAF2024」のイニシアティブパートナーであるパノラマティクス(東京都)、良品計画(同)、日建設計(同)の3社と協働して街づくりを考えていくという。パノラマティクスは「とある未来の雪のまち」の都市設計を担当し、良品計画は「無印良品の小屋」「未来のお店」などを展示。日建設計は、未来のサインを企画・設計し、会場に実装していく。
オーストラリアのアート&テクノロジースタジオ「エネス」による幅15メートル、高さ最大6メートルの作品「エアシップ・オーケストラ」や、地域固有の軸となる歴史や事象などを3本の光線で可視化するという齋藤精一さんの作品「JIKU」なども展示する。
開催時間は10時~22時(「JIKU」の点灯は16時30分)。2月11日まで。