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北海道・登別のホテルに「熊サウナ」 熊が冬眠する穴倉をイメージ

「熊サウナ」室内の様子

「熊サウナ」室内の様子

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 登別グランドホテル(登別市登別温泉町)が進めるサウナプロジェクトの第4弾として「熊サウナ」が7月19日、オープンした。

アイヌ伝統工芸家の尾崎剛さんが彫刻した熊のレリーフ

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 昨年より「温泉とサウナのW主役」をテーマに、露天エリアや室内サウナ施設の改修工事を進めてきた同ホテル。サウナー(サウナ愛好家)専門ブランド「TTNE」の「ととのえ親方」として知られる松尾大さん監修の下、これまで110度の高温「鬼サウナ」や80度の中温「清流サウナ」、「たる水風呂」をオープンしてきた。

 今回新設した「熊サウナ」は80度の中温設定。天井は松ぼっくりパネルを装飾、壁面はアースカラーに仕上げた。サウナ室内には、「ウォーリュ」(簡単に説明を入れてください)用にクスノキの一枚板を設置。板にはアイヌ伝統工芸家の尾崎剛さんが手がけた熊のレリーフが彫られている。北海道産の「水出し熊笹茶(くまざさちゃ)」を鉄鍋やサウナストーンにかけるセルフロウリュも可能という。

 「サウナ室内のレリーフは、ブドウが実り、モミジが自生する秋の森の中で冬眠を控えた熊が躍動する姿をメインに、川の流れの一部を伝統的アイヌ文様で表現した。今回は特別にクスノキに作品を彫るという初めての体験で苦労したが、迫力のある作品に仕上がった」と尾崎さん。

 サウナをプロデュースした松尾さんは「新設された『熊サウナ』は熊の穴倉をイメージした。天井の松ぼっくりや熊のレリーフで冬眠中の熊の気分を味わってもらいたい。全国のサウナファンに登別グランドホテルに来て、サウナで登別を味わってほしい」と呼びかける。

 登別グランドホテル取締役の栗林広行さんは「当ホテルのサウナプロジェクトの全てにおいて『ととのえ親方』の発想力、サウナへのこだわりが結実し、登別の大自然の魅力を体現し楽しめる施設となった。今回のサウナ改修をきっかけにさらに多くの人に登別と当ホテルの魅力を体験してもらえれば」と話す。

 営業時間は12時30分~24時(月曜・木曜は14時30分から)、翌6時~10時。

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