飲食・物販店舗の複合商業施設「moyuku SAPPORO(モユクサッポロ)」(札幌市中央区南2西3)が7月20日、狸小路3丁目にオープンする。
アイヌ語で「タヌキ」を意味する「moyuku(モユク)」。同施設が狸小路商店街に面していることから命名された。建物は地下2階、地上28階、高さ111.55メートル。地下2階~地上6階は商業施設で、うち4階~6階は都市型水族館「AOAO SAPPORO」が入る。7階は屋上庭園、9階~28階は分譲マンション「ライオンズタワー札幌」(約133戸)が入る。
地下2階は地下街のポールタウン直結となる飲食フロア。ビヤバー「BEER BAR THE SAPPORO STARS」や店内自家製麺のそばを提供する「豆皿料理・酒そばまえ」などの飲食店8店が出店する。地下1階には、道産食品セレクトショップ「きたキッチン モユク店」のほか「サツドラ モユク狸小路3丁目店」が入るほか、巨大立体サイネージからタヌキとキツネが飛び出して見える仕掛けを施す新たな観光スポット「きつねeyeタヌキ(キツネメタヌキ)」を設置する。
1階に入るのは、野菜・果物を扱う「サン・フルーツ」をはじめ、「金子眼鏡店(カネコガンキョウテン)モユク札幌店」、スペシャルティーコーヒーのコーヒースタンド「Rain coffee stand(レインコーヒースタンド)」、「flower est(フラワーエスト)」など10店。2階はファッションや小物販売、医療機関、銀行など8店が入り、3階には「ソニーストア札幌」など2店が入る。
同施設運営事務所の渡邊陸さんは「変わりゆく札幌の街の新たなにぎわいと憩いの場として、訪れる全ての人の心と思いを満たす空間にできれば」と話す。