札幌市青少年科学館(札幌市厚別区厚別中央)で現在、「大万華鏡展2009~万華繚乱の世界~」が開催されており、これまでの万華鏡の概念を覆すようなアイデア豊かな万華鏡が来館者の目を楽しませている。
同展では、全国的な万華鏡アイデアコンテスト「日本万華鏡大賞公募展」の歴代受賞作品をはじめ、国際的な万華鏡協会「ザ・ブリュースター・カレイドスコープ・ソサイエティー」 が主催する世界最大規模のコンペンションで、グランプリに値する「Peoples Choice Award」を受賞した作品「Time-時-」(依田満・依田百合子作)、世界の万華鏡作家の珍しい万華鏡など計100点以上を展示する。
暗闇の中、天井や壁や床に色とりどりの光の模様が浮かび上がり、部屋全体が幻想的な世界に広がる「投影式万華鏡」の部屋も設けた。「まるで光の宝石箱に入ったよう」(同科学館広報の楠幸恵さん)。
そのほか、自分だけのオリジナル万華鏡が手作り体験できる工作教室やプラネタリウムのドーム一面にCGクリエーター馬場ふさこさんによる「万華鏡をイメージしたCG映像」を投影する。工作教室、プレネタリウムは料金別途。
楠さんは「口や文章での説明でこの美しさを伝えるのは憚(はばか)られるので、百花繚乱ならぬ万華繚乱の美しさを自分の目で確かめてもらいたい」と話す。
開館時間は9時30分~16時30分。展示室観覧覧料は、大人=700円、中学生以下=無料。4月5日まで。