「ホテルクラビーサッポロ」(札幌市中央区北2東3)が2024年冬、「ホテル創成札幌 Mギャラリー」としてリニューアルオープンする。
サッポロビール札幌工場の再開発を目的とした「サッポロファクトリー事業」の一環として1993(平成5)年に開業した「ホテルクラビーサッポロ」。サッポロ不動産開発(東京都渋谷区)は今回、30年近く経過する施設の老朽化を理由に、アコー(同港区)とホテルマネジメント契約を締結。アコーの運営する「Mギャラリー」のホテルにリブランドして再オープンすることにした。「ホテルクラビーサッポロ」は今年4月10日に閉館する。
「Mギャラリー」は、各ホテルがその土地に由来するストーリーを設定し、世界32カ国に110のホテルを展開している。「ホテル創世札幌」では、新しい札幌の拠点として初めて北海道を訪れた人の目印のような場所を目指すという。
客室は118室。レストラン、フィットネスセンター、ラウンジなど、さまざまな施設を備える予定。
アコー日本社長のディーン・ダニエルズさんは「北海道のビールづくりを支えた工場跡地を目前に臨み、その歴史や記憶を思い起こさせるこの土地にMギャラリーホテルコレクションをオープンすることができ、とてもうれしく思う」と話す。
サッポロ不動産開発社長の宮澤高就さんは「Mギャラリーが忘れられないユニークで特別な宿泊体験を提供するとともに、地域コミュニティーの一端を担い、このエリアおよび札幌市ひいては北海道の発展に寄与するホテルとなることを願う」と話す。