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札幌・スカーツで雪にまつわる展覧会 ライブやワークショップも

昨年度のワークショップの様子

昨年度のワークショップの様子

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 札幌の冬を楽しむ展覧会「SCARTS(スカーツ)×SIAF(サイアフ)ラボ 冬の展覧会2023 雪にまつわるエトセトラ」が2月4日、札幌文化芸術交流センター SCARTS(札幌市中央区北1西1)で始まる。

大雪山リサーチの様子(撮影:門間友佑)

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 SCARTSとSIAF(札幌国際芸術祭)の下でアートやテクノロジーなど創造的な視点で札幌の冬に関連する展覧会を開催するなどの実験的な活動を行う「SIAFラボ」が主催。初開催は2018(平成30)年。5回目となる今回は、「メディアアート」を通じていつもと違った視点で捉え直すことで「北国の冬がより活動的で彩り豊かなものになること」を目指しているという。

 会場では、SCARTSコート、SCARTSモールA・B・Cを会場に、GPS端末を設置した除雪車約700台の位置情報から昨年度の札幌市内の走行軌跡を振り返る映像作品や、雪堆積場に雪が運ばれてくる様子を定点観測した約7万枚の写真を連続再生する作品、吹雪に着目しレーザー光線を使って風を目で捉えようとする大型の映像作品を展示する。

 会期中は、「NoMaps」とのコラボレーションによる北国の企業の先進的な研究開発事例を紹介するのをはじめ、企画・制作メンバーと展示会場内を巡る「ギャラリーツアー」やアーティストの上村洋一と北海道大学「CoSTEP(コーステップ)」が共同で中高生向けの「アート&サイエンスワークショップ」を行うほか、サウンド・クリエーターのYOSI・HORIKAWAが札幌でのフィールドレコーディングを下敷きに制作した冬の楽曲を披露する「ライブパフォーマンス」など、さまざまな雪にまつわる企画を展開する。

 同展事業係の野口久美子さんは「北国では当たり前にある『雪』についての新たな風景を見ることができるのでは。これらの取り組みは『研究開発』という手法に基づいている。自らの手で調べ、物事の思わぬ結びつきの発見から生まれる面白さを展示作品を通して知ってもらいたい」と話す。

 開催時間は11時~19時(2月12日はSCARTSコートのみ14時まで)。休館日は2月8日。2月14日まで。

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