「さっぽろレインボープライド2022」が9月17日・18日の2日間、レインボーストリート（札幌市中央区南1西2～3）で開催される。

　札幌では、1996（平成8）年、東京に次ぐ国内2番目のパレードとして「レズ・ビ・ゲイ プライドマーチin札幌」が開催されたのに始まり、1999（平成11）年には「レインボーマーチ」と名称を変え、2013（平成25）年の「レインボーマーチ札幌ファイナル」まで16回のパレードが開かれた。2017（平成29）年には、「さっぽろレインボーマーチ＋」を新団体が1度だけ開催。札幌でのパレードを継続的に開いていきたいと有志が集まり「さっぽろレインボープライド実行委員会」を結成したことで、2018（平成30）年10月7日、第1回となる「さっぽろレインボープライド2018」の開催にこぎ着けた。

　同イベントでは、地域社会に対し、身近にLGBTが存在することを広く知らせたり、孤立するLGBTに対して自らの存在を肯定的に捉えられるような情報を発信したり、自己肯定感の向上を目指したり、LGBTが存在することを前提とする社会制度の構築を行政や企業、教育現場など広く社会全体に訴えかけたりすることで、多様性を認め合い個性を尊重する豊かな社会の実現を提唱する。

　昨年はオンラインでの開催だったが、今年は会場でのリアル開催。2日間にわたる開催は初めて。両日は、レインボーストリートへのブース出展、キッチンカー出店、ステージパフォーマンスを用意。18日は、14時から約3キロの道のりをパレード行進する。イベントのフィナーレには、思い思いにシャボン玉を吹いてもらう「シャボン玉リリース」を行う。

　開催時間は両日とも12時～17時。シャボン玉は持参が必要。