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大丸札幌店に北海道初の「マザーハウス」常設店 洋服や装飾品など

大丸札幌店3階にオープンした「マザーハウス」

大丸札幌店3階にオープンした「マザーハウス」

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 アパレル製品などを取り扱う「マザーハウス 大丸札幌店」が6月24日、大丸札幌店(札幌市中央区北5西4)3階にオープンした。

麻や牛革で作られたバッグの数々

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 同ブランドの代表兼チーフデザイナーの山口絵理子さんは埼玉県生まれ。ワシントンの国際機関でのインターンを経て、バングラデシュBRAC大学院開発学部修士課程に留学。2年後に帰国し「途上国から世界に通用するブランドをつくる」を目標として2006(平成18)年に「マザーハウス」を設立した。

 5月現在、国内に35店舗、海外3カ国で販売を展開する同ブランド。バングラデシュをはじめ、ネパール、インドネシア、スリランカ、インド、ミャンマーの計6カ国で、それぞれの素材や文化を活かしたものづくりを続けている。

 北海道1号店となる同店では、麻や牛革で作られたバッグや、インド綿「カディ」を使った洋服、革小物、ジュエリー、フードなどをそろえる。北海道の自然をイメージしてラベンダー色に仕上げた「Day and Night Shizuku」シリーズのネックレス(6万6,000円)とリング(5万7,200円)を先行販売するほか、全店で完売しているため現在は作られていないというバッグ「yozora 2way bag M(ダークネイビー)」(3万6,300円)を同店限定で復刻販売する。

 店内は北海道の木材や石材などの素材を使った内装で、しっくいをイメージした壁面や日本的な格子をイメージした壁棚を配置。「グローバルなブランドに囲まれた環境で私たちが日本のブランドでもあることを伝えることができる世界観とは何か」を真剣に議論し、柱の角の木柱や手仕事で削り加工された細部など、こだわって作ったという。

 山口さんは「北海道出店はこれまで何度も話し合ってきたが、私たちのベストを尽くせるこのタイミングで出店がかなったことをうれしく思う」と話す。

 同店店長の北村さんは「これまで『お店をつくってほしい』と声をたくさんいただいていた北海道。念願の一歩を踏み出せることをとてもうれしく思う」と話し、「当店は、『北海道ならでは』がたくさん詰まっている。6カ国の職人が心を込めて作ったプロダクトと共に、居心地よく、買い物を楽しんでもらえる空間を目指す」と意気込みを見せる。

 営業時間は10時~20時。

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