花の展示会「ゼラニウム展~ゼラニウムコレクション~」が6月7日、百合が原公園(札幌市北区百合が原公園、TEL 011-772-3511)緑のセンター大温室で始まる。
赤やピンク、オレンジや濃紫色、複色など色とりどりの「ゼラニウム」を展示する同展。同園広報担当の伊藤早織さんによると、ゼラニウムは高温多湿や長雨に弱く本州では生育しにくいため、夏が冷涼な北海道での栽培に適しているという。「ゼラニウムは華やかな花が長く咲き続け、花壇やハンギングバスケットにも使いやすい」とも。
会場では、ゼラニウムを大温室一面に並べ、庭を作る。原種のゼラニウムも展示する予定。伊藤さんは「高低差を付けつつ、咲き誇るゼラニウム一鉢一鉢が主役となるよう展示する」と話す。
同園では6月上旬から、「モニュメント広場のバラ花壇」でバラとラベンダーも見頃を迎える。散歩道「ローズウォーク」では、オールドローズやイングリッシュローズが咲き、「ヒースガーデン横のバラ花壇」では、繰り返し咲きのシュラブローズなどが楽しめる。
約5ヘクタールの「世界の百合広場」では6月上旬から約2万株のユリが開花を始める。エゾスカシユリ、純白のマドンナリリーや一面に広がるタケシマユリ、リーガルリリーなどの原種のほか、色や形が華やかな園芸品種が並ぶ。伊藤さんは「約100種類の原種や園芸品種の優美なユリが3カ月間見られるので、楽しんでもらえれば」と話す。
営業時間は8時45分~17時15分。月曜休館。観覧料は、高校生以上=130円、中学生以下・65歳以上無料。ゼラニウム展は6月26日まで。