札幌を拠点に活動するイラストレーター、すずきももさんのイラストエッセー出版記念展覧会が7月10日より、「SOSO CAFE」(札幌市中央区南1西13、TEL 011-280-2240)で開催される。
すずきさんは、広告制作会社勤務を経てフリーイラストレーターとして広報誌や天井画、挿絵などの制作に携わり、これまでに札幌を中心に個展やグループ展などを開催。現在は、ほぼ独学で学んだという陶器絵付けの講師や、FM三角山で月に1回パーソナリティーを務めるなど、さまざまな分野で活動している。
すずきさん初の著書となるイラストエッセー「さっぽろおさんぽ日和」(=1,260円、北海道新聞社)の発売日は6月30日。「札幌の街をゆっくりお散歩しよう」をコンセプトに、札幌のガイドや紹介している店のレシピ、すずきさんのオリジナルレシピなど、すべてイラストと手書き文で構成している。そのほか、札幌を中心に活躍するフードライターの深江園子さんをはじめ、スイーツやアート、映画、市電の面白さなど、各界で活躍する人らによるコラムも。
展示するのは、大きな紙1枚に片面16ページ分が印刷された製本前の刷り出し全128ページ分。フェルト製作を手がけるおおいえのりこさんや雑貨小物製作を手がける宮平桐さんなど、著書に協力したクリエーターの作品も展示する。
会場では、7月13日に行われる出版記念パーティーの中で、おおいえさんによるフィンランドの伝統楽器「カンテレ」の生演奏も予定している。そのほか、著書のコラムに登場する人らのリレー形式によるトークショーも。開催日は、7月14日(料金=1,000円、ワンドリンク付き)と15日(料金=1,200円、スープ、ワンドリンク付き)の14~17時。
会期中、会場に常駐するすずきさん本人が、イラストや本についてなどの質問に直接応対するという。時間は、6月10日~15日の11時~18時。
すずきさんは「たくさんの方々に協力していただいてできた本なので、たくさんの方々に見て楽しんでいただきたい」とした上で、「この本は『始まり』。これから、北海道のいろいろなことやガイド本や写真集では伝えられないこと、動物の本や絵本などもやってみたい」とも。次回作については、これから企画するという。
入場無料。7月26日まで。