ラッピング車両「白いブラックサンダー号」の運行が4月5日、札幌市路面電車で始まった。
2011(平成23)年に北海道土産として販売を始め、発売10周年を迎えた「白いブラックサンダー」シリーズ。同商品は札幌市厚別区の工場で製造されているが、札幌市民にはあまり認知されていなことからラッピング車両「白いブラックサンダー号」を企画。製造元の有楽製菓と路面電車を運行する札幌市交通事業振興公社のパートナー契約に基づき運行する。
車両の外装デザインは青を基調とした「白いブラックサンダー」のパッケージをイメージ。車内はつり革や窓などにも装飾を施し、同商品の作り方やポスターなどが掲載されている。
同公社の藤井透さんは「外観にインパクトがあることはもちろん、車内も白いブラックサンダーの魅力であふれている。今後運行していく中で多くの札幌市民、及び観光客に楽しんでもらいたい」と話す。同製菓社長の河合辰信さんは「北海道を代表するお土産になりたいという思いから白いブラックサンダーを継続し発売を続けてきた。まだまだ札幌・厚別で作られていることが認知されていない。市電を走らせることでより身近に感じていただき、白いブラックサンダーをより楽しんでもらいたい」と意気込む。
運行は2023年3月31日まで。