札幌の芸妓(げいこ)が舞踊を披露する「華あかり」が5月12日、札幌パークホテル(札幌市中央区南10西3、TEL 011-511-3137)で開催される。
かつては芸妓が300人以上いたといわれる札幌・すすきのだが、社会・経済情勢の変化に伴い次第に減少し、現在はわずか十数人となっているという。
コロナ禍の影響もあり、長年にわたり培われた技能の継承が危ぶまれている中、同ホテルは「芸妓の披露の場を創造することで活動の様子を広く発信し、活動支援の一役を担えれば」と同イベントを企画。札幌商工会議所が事務局を務める「さっぽろ芸妓育成振興会」(札幌市中央区)の協力の下、開催にこぎ着けた。
出演するのは、伝統芸能を継承するため札幌を中心に活動を続けている「さっぽろ名妓連」の芸妓たち。当日、洋食料理がコースで提供され、食後に芸妓による演目が披露される。行政が勧める感染対策を徹底し参加人数を限定して行う。
開宴時間は昼の部=12時~、夜の部=18時30分~。料金は1万5,000円。