紀伊國屋書店札幌本店(札幌市中央区北5西5、TEL 011-231-2131)は6月29日と30日、「ドサンコ出版社」の書籍を集めた特集企画「本の屋台村」を開催する。
同企画は、紀伊國屋書店創業80年記念企画の一環として、「ドサンコ出版社」と名付け北海道の出版社を応援する初のイベント。出版社ごとに屋台風のワゴンに商品を並べて販売する。通常は顔を見る機会の少ない編集者が売り子として登場し、触れ合いを通して北海道の出版活動に理解を深めてもらうのが狙い。会場は、同店1階インナーガーデン。
参加するのは、亜璃西社、共同文化社、寿郎社、中西出版、柏艪舎、北海道新聞社、北海道大学出版会の7社。中には、同企画のために作ったオリジナルTシャツを着て販売する出版社もあるという。
会期中、石田製本の石田誠社長によるトークイベント「本ができるまで」を同時開催し、製本の最終工程を実演する。会場では製本の流れを紹介するパネルの展示も予定している。実演時間は、両日の15時~15時30分。
紀伊國屋書店札幌本店の木村敏明主任調査役は「参加出版社からは、開催時間延期を望む声もあったほどの勢い。今回開催の様子を見て、今後は日程の延期や参加出版社数を増やすなど、イベントを定期的に続けていく」と話している。次回は、半年~1年後に開催予定。
開催時間は、6月29日が11時~18時、30日が11時~17時。