音楽コンサート「Kitaraのクリスマス」が12月25日、札幌コンサートホールKitara(札幌市中央区中島公園1)大ホールで開催される。
会場は2008席の客席がステージを囲むアリーナ型の大ホール。北海道の大地と針葉樹林をイメージしたという木材をふんだんに使った大ホールで、やわらかで重厚感ある音が響き渡るという最新音響設計技術を導入しているのが特徴。
当日は、クラシックとジャズ音楽を演奏する。指揮者に原田慶太楼さん、ソリストにサクソフォン奏者の上野耕平さんを招き、札幌交響楽団と共に「クリスマス・フェスティバル」や「くるみ割り人形」などの演奏を披露する。
原田さんは1985(昭和60)年東京生まれ。インターロッケン芸術高校音楽科でF.フェネルさんに師事。指揮法をロシアのサンクトペテルブルクで学び、21歳の時、モスクワ交響楽団で指揮者デビュー。現在、アメリカ、ヨーロッパ、アジアを中心に活躍し、オーケストラやオペラ、室内楽、バレエ、ポップス、ジャズ、教育プログラムに携わるなど積極的に活動している。
上野さんは茨城県東海村出身。8歳から吹奏楽部でサクソフォンを始め、東京藝術大学器楽科を卒業。第28回日本管打楽器コンクールサクソフォン部門で史上最年少で第1位と特別大賞を受けた。デビュー以来、常に新たなプログラムにも挑戦し、サクソフォンの可能性を最大限に伝えている。
原田さんは「札幌はバーンスタインが生涯の最後に立ち上げたPMFの街であり、僕が初めて札幌に来たのも、2011年にPMFの指揮コースに参加した時。今回僕は札幌交響楽団との初共演となり、自分にとっても幾重にも意味深い演奏会になる事は間違いないので、どうぞ皆さま、ご家族で『Kitaraのクリスマス』を楽しんでいただきたい」と呼び掛ける。
14時15分開場、15時開演。