東札幌に大型複合商業施設「イーアス札幌」-110店舗が出店

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 大和ハウス工業(本社=大阪市)は11月21日、札幌市営地下鉄東西線東札幌駅近くに大型複合商業施設「イーアス札幌」(札幌市白石区東札幌3条1)をオープンする。

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 同地は、1986年に廃止された国鉄東札幌駅の跡地周辺。国鉄廃止後、周辺の土地は札幌市に移管され、再開発が進められた。現在は、再開発地区「札幌コミュニケーションパークSORA」として札幌コンベンションセンターをはじめとする公共施設などがある。2005年に行われた札幌市都市開発公社の「商業・業務ゾーン」の事業企画コンペで同社が最優秀提案者に選ばれ、昨年12月より建設工事を進めてきた。

 施設内には、カルチャースクールや体験型アウトドアショップ、子ども向けの屋内運動遊戯施設など「新たな『発見』『体験』『学び』を日常的に体感できる」(同社)店舗を誘致。核となるマックスバリュ北海道、大和ハウスグループが運営するスポーツジム「NAS」の2店舗のほか、専門店108店舗、計110店舗が出店する。

 敷地面積は約8,670坪。AタウンとBタウンの2つのインモールで構成し、Aタウンはカルチャーや趣味、雑貨、ファッションなどの店舗を集積し、Bタウンはスーパーなどデイリー性の高い店舗やフィットネスクラブ、飲食店を集積した。

 飲食店ゾーンは、道内各地の食材を扱う生鮮市場やスイーツ専門店、「北海道じゃらん」のアドバイスによる道内の旬の食材を使ったフードコートなど、道産食材にこだわりを見せる。

 そのほか、シンボルオブジェとして国鉄時代に実際に使用していた列車の車輪を設置。館内にはFM局「AIR-G'」の特設スタジオを設け、月曜~金曜に施設の最新情報を生放送するほか、各テナントやイベントの実況中継など、各店舗の旬な情報をオンエアするという。

 同社担当者は「男性だけで来ることを想定した商業施設は少ないので、ここではあえて工具店やスポーツなどに特化した店舗もそろえた。」と、近隣住民のほか男性もターゲットに据える。「近隣住民には、カルチャースクールなどの体験、学びを体感できる施設もあるので、コミュニティーの場として定着させたい」とも。年商110億円、年間来場者数440万人を目指す。

 営業時間は10時~21時(飲食施設は23時まで)。

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