センチュリーロイヤルホテル(札幌市中央区北5西5)で11月1日から7日間限定で、伝統野菜「札幌大球(さっぽろたいきゅう)」の魅力をPRする。
同ホテルは全道各地域の食材をはじめ、地域の情報発信に取り組んでいる。今回は大きなもので直径50センチ、重さ10~20キロに育つ大型のキャベツ「札幌大球」を用いたランチと朝食ビュッフェの一品として提供する。札幌大球は明治期に生産が始まり、主に漬物用として利用されてきたが、農作業の負担が増えたことや消費者の漬物離れなどで栽培農家が激減。「幻のキャベツ」と呼ばれるほど希少な食材となった。同ホテルでは札幌大球の美味しさを知ってもらおうと同PRを企画。今年で4年目を迎える。昨年に引き続き、札幌市が後援する「札幌大球」オーナー募集のPRにも協力する。
期間中は肉厚で甘みが強い札幌大球の特徴を活かしたスープやパスタ、茶わん蒸し、ステーキのほか、札幌大球を使用した特製シュークリームなどを和・洋のレストランで提供。朝食ビュッフェレストランでは一品料理として提供する。ランチを提供するのは23階スカイレストラン「ロンド」、19階日本料理「北乃路(きたのじ)」、朝食は2階の「ユーヨーテラス サッポロ」で提供する。
総調理長の金子厚さんは「明治から脈々と受け継がれてきた伝統野菜『札幌大球』。今年も伝統野菜を用いた限定料理で、伝統野菜のおいしさを広めていきたい」と話す。
11月7日まで。