「センチュリーロイヤルホテル」(札幌市中央区北5西5)が9月16日、「敬老の日」にちなみ、札幌市円山動物園(宮ヶ丘)のホッキョクグマ「デナリ」へ特製ケーキをプレゼントする。
同園では敬老の精神と動物愛護の精神を広く浸透させる目的で、1967(昭和42)年から毎年、「動物敬老の日」の行事を行っている。今年で53回目。この取り組みに賛同した同ホテルが、担当飼育員へデナリの好物を確認し、馬肉、南幌町産のスイカ、石狩市産や江別市産の野菜など新鮮な食材を使ったお祝いケーキを考案・調理し、同園ホッキョクグマ館で特別給餌を行う。
デナリは、1993(平成5)年11月9日に米国ユタ州ソルトレイクシティ・ホーグル動物園で生まれた。1995(平成7)年から円山動物園で暮らしている。今年で26歳。園によると、飼育下でのホッキョクグマの平均寿命は約25年という。
同ホテル総料理長の金子厚さんは「ご長寿動物のためにケーキを作るのは4回目。今年もおいしく食べていただいて、いつまでも長生きしてほしい」と話す。
開催時間は14時~。入園料は600円(中学生以下無料)。