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千歳・支笏湖温泉にプライベートリゾート開業 全室100平米超スイート仕様

北の縄文をテーマにしたロビー。壁面では地層を表現

北の縄文をテーマにしたロビー。壁面では地層を表現

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 千歳市支笏湖温泉に5月1日、日本旅館「しこつ湖 鶴雅別荘 碧の座(あおのざ)」(千歳市支笏湖温泉、TEL 0123-25-6006)が開業した。経営は鶴雅ホールディングス(釧路市)。

エグゼクティブスイートヴィラ客室から支笏湖を望む景色

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 敷地面積は約4千800平方メートル、延べ床面積は約6千700平方メートル。客室は全25室(6タイプ)。全室100平方メートル以上のスイートルームかつ支笏湖を望むレイクビューで、温泉スパとジェットバスを完備。風不死岳、恵庭岳、樽前山など雄大な景観を眺めることができる。別棟には別荘感覚で使えるエグゼクティブヴィラ4室を用意する。

 透明度の高い支笏湖の特徴である「支笏湖ブルー」と呼ばれる色彩景観が「碧」の名前の由来。「座」とは人が集い交流する空間を意味し、「碧の座」という名前には、自然の瞬間の美しさを愛でる場所という思いを込めているという。

 同館のテーマは、北の縄文から受け継がれてきた「地の物語」に現代の息吹を吹き込むこと。支笏湖から近い千歳市内に出土した日本最北最大級の縄文文化遺跡「キウス周堤墓群」は約3200年前のものとされ、縄文文化からアイヌ文化へと続く地の物語をコンセプトに、ロビー空間の8メートルの積層壁や館内随所に施したデザインに祈りの文様を施す。

 1階に設けたカルチャーラウンジでは、藍染め体験、伝統的なアイヌ民族衣装や和装着物の着付けなど、日本の心を感じる体験もできる。

 広報担当の赤坂さんは「鶴雅グループで展開する施設の中でも最高峰の高級旅館となる。国内はもとより世界中の方々に満足いただける最高のおもてなしを体験いただければ」と話す。

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