通称「アラジン」と呼ばれる長年人気のポラロイドカメラ「SX-70」を使ったワークショップが9月14日、写真店「マッキナフォトグラフィカエンスージャスタ」(札幌市中央区南1西12)で開催される。
今夏ポラロイド社が生産を終了したインスタントフィルムの存続を願い、署名運動などを行う愛好者らによる市民団体「ポラロイドフィルムForever」が、「実際に触れる機会を作ることで、ポラロイドに興味がある人にも魅力を知ってもらえれば」と企画した。同団体は、8月末までにフィルム生産継続に関する署名約4,000人分を集めたほか、ポラロイドフィルム作品を募集するなどの活動も行っている。
当日は、貸し出し用に「SX-70」22台を用意し、1人につきフィルム1パック(10枚入り)を提供。経験者と初心者がペアになり、大通公園と狸小路商店街の2エリアで撮影を行う。撮影後は、作品の発表会を行い、数日間会場内に展示。参加者全員の作品をフォトブックにして作品返却時に進呈する。
同団体の工藤孝生さんは「経験者は改めてポラロイドの良さを思い起こし、初心者にはポラロイドの楽しさに触れてもらいたい。生産継続に向け、また新たな運動につながっていけば」と話している。
参加無料。事前の申し込みが必要。9月12日まで。