札幌・すすきののダイニングバー「醸造’s BAR the WINE CLUB」(札幌市中央区南4西3、TEL 011-241-6208)で9月1日より、道産野菜を中心とした野菜のみのコース料理を提供している。
今年7月にオープンした同店は、自然派ワインや純米酒などの醸造酒に特化し、道産食材を中心に使用した料理を提供している。道内では野菜が豊富なこの時期、「野菜がこんなにおいしいものだということを知ってほしい」(同店の工藤規嵩店長)と企画した。
「レコルテ(収穫)」と題したコースは、アミューズ、前菜2品、スープ、メーン、デザート2品の計7品。肉や魚を一切使わず、旬の道産有機野菜を中心に約20品目の野菜のみを使用する。メーンは、トマトやニンジン、カボチャ、マイタケなどを、水を使わず蒸し焼きにし、バーニャカウダーと2種類のオリジナル調味料で食べる「タジン鍋」と「ポトフ」風の2種類から選べる。一つひとつの素材を楽しめるよう、素材にカリフラワーのみを使ったスープやとうもろこしのみを使ったムースなども。
デザートも、「南瓜とバナナのココナッツ煮 生姜風味」「石狩産焼人参の極薄タルト・胡麻アイス添え」と、それぞれ野菜を素材に使った。価格は、パンとコーヒーか紅茶が付いて1人=5,000円。同コース用に食材の仕入れが必要なため、2日前までに予約が必要。
工藤店長は「野菜は普段サラダなどが主流だが、火にかけたり手間ひまをかけたり、調理法によってこんなにおいしくなることを知ってもらえれば」と話している。
営業時間は、平日=17時~24時、日曜・祝日=16時~23時。月曜定休。今月30日まで。