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札幌・大通に「無人ホテル」 IoTで鍵管理やセキュリティー対策

「UCHI Living syay odori」のリビング

「UCHI Living syay odori」のリビング

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 シェアハウスプロデュースなど不動産事業を展開する「MASSIVE SAPPORO(マッシブサッポロ)」(札幌市中央区南2東2)が1月20日、無人ホテル「UCHI Living syay odori」(札幌市中央区南1条西8丁目6)をオープンした。

無人チェックインを行う専用タブレット端末

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 同施設は昨年まで「大通バックパッカーズ」として有人受付で運営していたが、「楽天コミュニケーションズ」(東京都世田谷区)の宿泊事業運営システム「あんしんステイIoT」を導入し、フロントを無人化した。

 同システムの導入で、宿泊者名簿作成、本人確認、鍵の管理、個人情報の管理、宿泊者のサポートにかかる手間や労力を約3分の1に軽減できるという。最大14人までの入室に対応し、共有リビング、ランドリー設備、共有シャワールーム、共有トイレを備える。緊急時対応などは、専用タブレットを通して、24時間態勢で英語が話せるスタッフが対応する。室内には騒音センサーを設置しており、60デジベル以上の音量を検知すると、宿泊者に知らせる機能もあり、近隣への騒音対策も考慮されている。

 チェックインは、OTA(オンライントラベルエージェンシー)サイトなどを通じてウェブ予約で行う。メールで入室コードと予約番号を宿泊者が受け取り、宿泊当日に入室コードを使って玄関まで入室する。玄関に置かれている専用タブレットに予約番号を入力してチェックイン操作を行うと鍵番号が発行される仕組み。リビングの入り口ドアに設置している美和ロック社製スマートロックに、鍵番号を入力して入室する。外国人など日本に住所がない宿泊者の場合は、チェックイン時に、タブレットのテレビ電話で運営者を呼び出し、パスポート確認や顔写真の撮影が必要となる。

 同社では、1月に無人ホテル「UCHI Living syay ekolu」(札幌市中央区南12条西8丁目1)もオープンしている。

 宿泊料金は1泊1室1万2,800円(1月25日現在。時期によって変動)。

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