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札幌大通ビッセで「アイヌ雑貨」展 アイヌ文様ペンダントの新作も

北海道産の木材を使ってアイヌ文様をペンダントに

北海道産の木材を使ってアイヌ文様をペンダントに

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 アイヌ文様のオリジナル雑貨を企画製作している「ToyToy屋」(札幌市白石区)が大通ビッセ2階「YUIQ(ユイク)」(中央区大通西3)で5月2日から、「paykar(パイカル)展~春~」を行っている。

新作デザインのTシャツ「カトゥ」

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 アイヌ文様デザイナーの小川基さんが、「出会いの春、生まれ変わりの春」をテーマに新作デザインのアイヌ文様ペンダントやTシャツを発表するほか、「がらすギャラリー童夢」(虻田郡ニセコ町)や北海道ブランドをクリエートしているプロジェクトチーム「mina an ikor(ミナ アン イコル)」とのコラボ商品などのグッズを並べる同展。

 小川さんが同店で初めて展示販売会を行ったのは2012年8月。生活の中にアイヌ文様を取り入れてほしいとの思いから、これまで商品開発に取り組んできたという。当時扱っていた雑貨の種類はペンダントとTシャツだったが、現在はコラボ商品や定番商品などアイテム数が増えたという。

 「今回は初心に帰って、よりシンプルにTシャツとペンダントを新しくデザインした」と小川さん。

 これまでは細かい文様をデザインしていたが、今回はアイヌ文様の基本となる「とげ、渦巻き、ひし形」を組み合わせて2タイプのペンダントを製作した。

 「mina pirica(ミナピリカ)」は文様をくりぬいたタイプのペンダントで、アイヌ語で笑う、かわいいなどの意味があるという。「ham(ハム)」は木の色を活用して表裏の彫り方を変え、文様がリバーシブルになるように製作。葉という意味があるという。Tシャツは、形をテーマにデザインした「カトゥ」、波をテーマにデザインした「リリ」の2種類を製作した。

「ペンダントは北海道産のカツラやイチイを材料にしているため、使えば使うほど木が光沢を帯びてくる。色の変化も楽しんでほしい」と小川さん。

 開催時間は10時~20時(最終日は18時まで)。今月7日まで。

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