冬季アジア札幌大会に参加するアスリートをもてなすことを目的に北海道栄養士会が開催した学生レシピコンクールの優秀賞受賞レシピをアレンジしたランチを現在、センチュリーロイヤルホテル(札幌市中央区北5西5、TEL 011-221-2121)の「スカイホテルロンド」で提供している。
同コンクールは昨秋、道内の管理栄養士や調理師養成の高校、専門学校、大学に在学中の学生対象に、北海道食材を活用し、アスリートの消化吸収や疲労回復など体調管理に配慮するレシピを募集。「参加アスリートをHOT(ほっと)にするのはあなたのレシピ」をテーマに11月中旬に最終選考が行われ、藤女子大学3年生 板東成美さんの「あけたらHOTなホタテのグラタン」、北海道文教大学2年生 佐藤和美さんの「ほっくり野菜のシャキふわロール」が受賞した。これらのメニューは現在、札幌で開催されている同大会の参加アスリートが宿泊するホテルで提供している。
同レストランでは受賞レシピをアレンジして特別ランチ「北海道を巡るHOTなランチ」を考案。受賞レシピ2品を含む全8品で構成する。ホタテと北海道産野菜と乳製品を使ったグラタンは、雪の結晶を模した飾りを入れるなど工夫を凝らす。ニンジンとカボチャの甘さとヤーコンのシャキシャキした食感、長芋の酸味があるしっとりしたクリームと野菜のトッピングを施したロールケーキはホテルの味を入れ、さらにフワフワに仕上げたという。
メニューを担当した古川調理長は「ランチ名は学生に命名してもらった。学生たちが栄養面を考慮したおもてなし料理を観光客や市民にも味わってほしい」と話す。
料金は3,500円。提供時間は11時30分~16時。今月28日まで。