センチュリーロイヤルホテル(札幌市中央区北5西5、TEL 011-221-2121)2階メインロビーで現在、夏休み特別企画「化石展」が開催されている。
化石の持つ迫力や美しさを通じて、古生物への関心と理解を深めることを目的に実施。今年で5回目。今回初めて展示するのは、札幌市博物館活動センター(豊平区)所蔵、全長6メートル50センチの「サッポロカイギュウ」(レプリカ)、北海道むかわ町穂別の約7200万年前の地層から発見された海のティラノサウルスと呼ばれる「モササウルス類」の骨格標本(レプリカ)。毎年恒例のエコミュージアムセンター自然博物館(中川町)所蔵、全長11メートルの「ナカガワクビナガリュウ」(レプリカ)や、アンモナイト(実物)の化石など約20点を展示する。北海道から産出されるアンモナイトの版画作品を手掛ける福岡幸一さんの「アンモナイト版画展」も同時開催する。
同ホテルで使われている大理石の数カ所に本物のアンモナイトの化石が埋まっており、ロビーやエントランスでも見つけることができるという。子どもの夏休みの自由研究用に、同ホテルオリジナルの自由研究帳も配布する。
期間中、23階のスカイレストランでは恐竜の足跡を模したハンバーグなどを盛り合わせたお子さまランチを提供するほか、ロビー横のティーラウンジでは恐竜デザインのクッキーを販売する。
総支配人の桶川昌幸さんは「2012年の開催以来、恐竜を背景にグループで記念撮影する方や、旅行会社からの問い合わせなど反響も大きい。宿泊者だけでなく市民にも気軽に足を運んでほしい」と呼び掛ける。
入場無料。