札幌でクリーンディーゼル車PR-野口健さん招き体験試乗会も

クリーンディーゼル車「メルセデス・ベンツE320CDI」をアピールするアルピニスト・野口健さん

クリーンディーゼル車「メルセデス・ベンツE320CDI」をアピールするアルピニスト・野口健さん

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 サッポロファクトリー(札幌市中央区北2東4)煙突広場で6月18日、CO2の排出量が少ないクリーンディーゼル車のPRイベント「北海道クリーンディーゼル体験フェア」が開催され、アルピニストの野口健さんを招きトークセッションや体験試乗会などが行われた。

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 同イベントは、クリーンディーゼル車普及を目的に有識者や業界団体、企業の有志で構成するクリーンディーゼル連絡会が企画。地球温暖化をはじめとする環境問題への関心の高まりと、ガソリン高騰が続く社会情勢を背景に、最新のクリーンディーゼル車の環境性能や経済性をアピールするために行われた。

 会場では、クリーンディーゼルエンジンのパネルの展示やVTRを上映。積極的に環境問題への取り組みを行っているアルピニストの野口健さんを招き、ディーゼルエンジンの研究に長年携わってきた北海道大学の小川英之教授と、欧州自動車工業会日本代表のアントニー・ミリントン理事長の3人によるトークセッションが行われた。野口さんは「今年もエベレストに行ってきたが、現場に行くと環境問題の現状を目の当たりにする。(クリーンディーゼル車を)どのように普及させていくのかが問題」と、環境面での将来性などについて語った。

 そのほか、ニッポンレンタカーサービスにクリーンディーゼル車「メルセデス・ベンツ E320CDI」を納車するセレモニーが行われ、7月1日から始まる「エコクラス・クリーンディーゼルキャンペーン」の概要を発表。イベント終了後は、国内で正規販売されている唯一のクリーンディーゼル車を野口さんとともに体験できる試乗会も行われた。 

 かつてのディーゼル車は、黒煙や騒音など負のイメージが強く、排出ガス規制強化や国内メーカー撤退などで急激にシェアが縮小。欧州では、環境性能を強化したディーゼルエンジンの開発により市場が拡大し、普及率は50%を越えているが、日本では0.1%ほどに留まる。2006年には国内でも排出ガス規制に適合したクリーンディーゼル車が登場し、現在北海道は普及推進のモデル地域として位置付けられている。

みなとみらいで「エコカーワールド」(ヨコハマ経済新聞)札幌で「ベロタクシー」運行開始(札幌経済新聞)バンクーバーで30日間のエコイベント(バンクーバー経済新聞)

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