札幌・狸小路商店街に2月1日、「北海道ツーリストインフォメーションセンター 札幌 狸小路」(札幌市中央区南3西5)がプレオープンしている。運営はJTB北海道(中央区)。
増加している外国人旅行客へ北海道内の観光情報を提供することを主目的とし、地域自治体や道内一般企業とコラボレーションして旅行客に魅力的な空間を提供することも目指す。現在は正式オープンの4月1日に向けて調査目的で試験的に稼働している。
店内には、道内各地の各国語対応の観光パンフレットを設置して、ツーリストインフォメーションカウンター、お土産コーナーを置く。正式オープン後は、オプショナルツアーや宿泊予約、チケット販売などのトラベルデスク機能を持たせ、ATMの設置やSIMカードの販売などのサービスも提供する予定。
中国の旧正月・春節の期間には1日約500人近い観光客が訪れたという。同センターのスタッフは「『だるまはどこで買える?』、『スキー場でスキーをしたい』など予想外の問い合わせがある。試験オープン期間に外国人観光客が求める情報をできるだけ集めたい」と本格オープンに向けて意気込みを見せる。
JTBグループでは、全国的に訪日外国人旅行客が増加している背景を受け、これまでに関西国際空港、心斎橋、大丸心斎橋、京都、東京有楽町に同センターを開設。春には名古屋、豊洲、福岡でオープンを予定するほか、全国主要都市に外国人旅行者向けの店舗を展開するという。
営業時間は14時~21時。木曜定休(正式オープン後は無休)。