札幌に雪かきバンド「フラチナリズム」誕生-ニトリ文化ホール満席を目指す

除雪道具を手に奮闘中の「フラチナリズム」

除雪道具を手に奮闘中の「フラチナリズム」

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 東京・八王子を拠点に音楽活動を行っているバンド「フラチナリズム」が12月28日、札幌に移住しメジャーデビューを目指して奮闘している。

ワンルームマンションで共同生活する

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 ボーカルとエンターテーナーを務めるモリナオフミさん、ギターの田村優太さん、ベースのタケウチカズヒロさん、ドラムの都築聡さんの4人から成る同バンド。

 昨年8月にオリンパスホール八王子で2000人規模のワンマンライブを成功させたが、メジャーデビューの条件として「2015年1月から札幌へ移住し、札幌での生活費をすすきので流しをして稼ぐこと、4月に2000人規模のワンマンライブを開催すること、5月に再び八王子でライブを開催すること」がプロデューサーの岩崎貞文さんから要求された。

 札幌が選ばれたのは「札幌で成功すれば全国で通用する」と聞いたからだという。ワンマンライブは4月10日、場所はニトリ文化ホール(中央区)に決まった。

 メンバーらは現在、すすきの郊外にあるワンルームマンションにマネジャーと計5人で共同生活を送っている。部屋の隅には段ボールが積み上げられ、マネジャーは布団の上で公式サイトの更新をする。生活の様子は24時間ユーストリーム配信し、ファンの訪問も歓迎しているという。

 日課スケジュールは、日中は雪かきバンド「フラチナリズム」の活動やプロモーション、夜はすすきので流しを行い、ワンマンライブの告知とチケットを売る。

 除雪の目的は、雪かきをしてチケットを買ってもらうことだが、メンバーに除雪を依頼する市民はまだ現れていないという。屋根の雪下ろし以外を行う雪かきプランは、2人1時間=チケット5枚1セット、4人1時間=チケット5枚2セット、リーサルウェポンよしろー1時間=チケット5枚1セット。依頼は、電話またはメールで受け付ける。

 「金色の恋人」と称して、金色の全身タイツを身にまといゴミを拾う奉仕活動もしている。すべてライブに向けた広報活動で、現在までに販売したチケットは300枚を超えたという。

 モリさんは「ニトリ文化ホールを満席にできるよう、むちゃくちゃ活動する覚悟がある。4月のライブは皆が見たことがないお値段以上の2時間ライブを披露する。ぜひ遊びに来てほしい」と呼び掛ける。

 チケット料金は、5枚つづり1セット=5000円。

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