サンプルプラザ(札幌市中央区北1西5、TEL 011-252-0070)は5月17日、北1条通りに面した興銀ビル1階に道内初の会員制サンプルショップ「サンプルプラザ札幌」をオープンする。
同社は、ソフト開発を手がけるエイブルソフト(白石区)と治験大手のエクサム(中央区)が共同で今年1月に設立した新会社。同業態の顧客・商品管理システム制作依頼をエイブルソフトが受注したのをきっかけに、テストマーケティングの地として頻繁に利用される札幌での出店を決めたという。
同店は、企業が提供するサンプル品を展示し、消費者が好きなサンプルを持ち帰れる仕組み。企業側は、出展1品につき月3万円を支払い、別料金で正確なアンケート収集も可能。新製品の告知やプロモーション、マーケティングなど、経費を抑えて行うことができる。消費者側は、入会金300円、年会費1,600円で1日1回、サンプル品を3点まで持ち帰れる。
店舗面積は約60坪。化粧品や医学部外品、食品、菓子、飲料、雑貨などさまざまなジャンルのサンプル品を展示する。店内にはミニキッチンを設け、試食品の提供も行うほか、65インチの大型モニターを設け、企業CMを上映するなどのプロモーションも。サンプル品は商品だけでなく、住宅建設や体験サロンなどへの誘導やノベルティー付きの保険会社パンフレットなど、さまざまな形態で展開。常時100点ほどのサンプル品を用意する。併設の「会員サロン&セレクトショップ」では、入会受け付けのほか、商品の販売も行う。
会員は、OLや主婦など女性層を中心に現在約4,000人。同社担当者は「サンプリングに巡り合う機会はタイミング。これまでは、サンプリングをしている場所に行かないと巡り合わなかったが、ここでそのタイミングを提供する」と話す。成功すれば、他の都市でのフランチャイズ展開も予定しているという。
営業時間は10時30分~19時(入店は18時45分まで)。5月17日・18日は各日2,000人限定。日曜・月曜・毎月末日定休。