北海道ラーメン・フードテーマパーク「札幌ら~めん共和国」(札幌市中央区北5西2、TEL 011-209-5031)に10月1日、建国10周年を記念して「国王」が誕生した。
国王に就任したのは旭川出身で元国会議員の杉村太蔵さん。JRタワー1階で開かれた記念セレモニーにSPに守られながら登場し、国王の印であるどんぶり王冠の戴冠を受け、北海道ラーメンへの熱い思いを伝える演説を行った。
杉村さんは同国王として国政に復帰することを宣言。「子どものころからの夢がかなった。私ほどラーメン共和国の国王にふさわしい人間はいない。私の骨格はラーメンそのものであり、柔軟な発想はラーメンのトッピングである」と熱く語り、「北海道のラーメン文化の活性化、女性が1人で入店できる雰囲気作り、しょうゆ・みそ・塩・とんこつに続く独創的な第5のラーメンスープの開発」の3つの公約を掲げ、ラーメンに対する強い意気込みを見せた。
各局のテレビ局や記者に囲まれた杉村さんは「こんなにカメラに囲まれたのは、国会議員時に失言したときの取材会見以来」と話し、来場者の笑いを誘う場面も。セレモニー後は、オープンカーに乗り札幌駅から大通公園周辺の市民に就任あいさつに回り、国王としての初仕事を果たした。
同共和国の入場者数は10年間で入館者数1200万人、提供ラーメン数1000万杯を超えたという(今年8月末現在)。これまでに40数店舗が共和国を卒業している。現在は北海道を代表する7店が出店しており、同日東京のラーメン店「肉そばけいすけ」がオープンし合計8店で北海道のラーメン文化を盛り上げる。
営業時間は11時~22時。