札幌で飲食店経営を手がけるグローバル・ノエ(札幌市中央区南3西12)は5月9日、全国でふぐ料理専門店「玄品ふぐ」を展開する関門海(本社=大阪市)と業務提携し、両社共同で後志管内の喜茂別町に農業生産法人を立ち上げると発表した。
関門海は、品質・安全・価格面で競争力のある食材を開発する「研究開発型外食企業」。グローバル・ノエは、2006年4月より喜茂別町で広さ13ヘクタールの自社農園を運営するなど、外食事業とともに生産事業を展開。同社は、食材調達力の向上を重要施策とする関門海と業務提携することで、共同事業開発を行い、事業拡大を図る。
今後は、現在グローバル・ノエが農園を運営する喜茂別町で農業生産法人を設立し、生産事業を拡大するほか、道内の農産物をはじめ水産物、畜産物などの食材調達業務を受託。道全域から全国へ食材を提供する。飲食店に特化した人材派遣や人材育成、自社農園の閑散期に関門海展開店舗へ人材を送り込むなど、人材開発も行う。
そのほか、関門海の主力業態「玄品ふぐ」が今秋道内初出店を予定しており、グローバル・ノエが運営を担当する。今後は、同店の道内店舗展開をはじめ、道産食材を活用した共同仕入れによる新規業態・店舗開発を共同で行っていく。
グローバル・ノエ担当者は「これまでの飲食店運営という位置付けから農業主体にシフトチェンジする。北海道を農業から活性化させ、北海道から日本全国へ発信できれば」と話している。
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