札幌市円山動物園(札幌市中央区宮ヶ丘3)はこのほど、2013年度の年間入園者数を95万9431人と発表した。21年ぶりに95万人超えを達成。本年度は100万人突破を目指す。
2013年は2012年度に比べ21万人と大幅増。過去10年では2009年の92万3503人をピークに減少していたが、2013年度は5年ぶりに90万人を突破。平成に入ってからは1991年度の96万4459人に次ぐ2番目の記録になった。
好調の原因として、ホッキョクグマの双子「ポロロ」と「マルル」の人気が大きかった。昨年3月に公開されると順調に集客を伸ばし、3月に行われたお別れ会には2日間で6000人が集まった。同園管理課担当者は「まだ雪と寒さが残る時期で1日3000人は考えられない」と驚く。また、2012年にオープンした新施設「わくわくアジアゾーン」や広場「まるっぱ」や夏季に行われるイベント「夜の動物園」も後押しした。
今年も5月の大型連休に向け各種イベントが盛りだくさん。さらに今秋はサル山の改修工事、来夏オープン予定の「アフリカゾーン」とハード面の充実も図っていく。同担当者は「より多くの方に来ていただいて楽しんで帰ってほしい」と平成初の100万人突破に向けて意気込む。