琴似4・2-1地区とJR琴似駅を結ぶ空中歩廊・道路横断橋が全線開通し11月1日、コルテナII(札幌市西区琴似4条2)で開通式が行われた。来賓、地域住民、ポポラー保育園の園児約20人が、音楽隊の調べに合わせて琴似駅まで渡り初めを行った。
1989年に始まったJR琴似駅周辺地区の市街地再開発事業。JR琴似駅南口地区の再開発が1993年に竣工し、以降、琴似3条1丁目地区、同駅北口地区、琴似4条1丁目地区と開発が進んだ。今回の琴似4条2丁目地区は2010年に着工。JR琴似駅周辺地区基本計画最後の事業地区となる。
今回の再開発で、コルテナII(琴似4条2丁目)とコルテナI(琴似4条1丁目)間の道路横断橋が開通。コルテナII、コルテナI、コトニ3・1ビル、コトニジョイフルプラザ2・1、琴似タワープラザ、JR琴似、ザ・タワープラザ間の全1キロが空中で結ばれた。
西区の広川英人区長は「ここは開発以前、木造家屋が点在する地区だった。再開発が進み冬も雪を気にせず安全に通行できるバリアフリー型の空中歩廊が開通したことは喜ばしい。この地区の一層のにぎわいを期待する」とあいさつ。琴似連合町内会副会長・加賀谷弘道さんは「交通量が多い発寒桑園通りを安心安全に渡る道路横断橋ができるのを待っていた」と住民を代表して完成の喜びを伝えた。
開通式後に全線開通した空中歩廊・道路横断橋を参加者らが約20分かけて、コルテナIIからJR琴似駅までパレード。西区のゆるキャラ「さんかくやまベェ」、コトニ夢映画制作プロジェクトが製作を進めている映画「茜色クラリネット」に登場するキャラクター「トニ子」もパレードに加わった。