博多もつ鍋と水炊き専門店「蟻月 札幌店」(札幌市中央区南2西3、TEL 011-207-5722)が9月9日より、ランチ営業を始める。
東京・大阪・札幌で全9店を展開する同店。「白」「赤」「銀」「金」「炎」の5種類のスープから選べるもつ鍋、博多の鶏肉を使い10時間以上煮込んで作るスープをベースにした水炊きが特徴。
札幌店は今年で開業5年目。ランチ営業を始めるきっかけは「もっと博多の魅力を知ってもらいたいため」と、同店を経営する「ふぁいと」(福岡市博多区)の庄嶋毅社長。「博多ではスタミナ料理として夏でももつ鍋などを食べるが、北海道にはまだそういった文化がない。気温が下がる秋冬以外にも当店の魅力や博多の鍋の醍醐味(だいごみ)を伝えるきっかけにしたい」と思いを語る。
提供するメニューは「しろ親子丼」(950円)、「濃厚鶏ラーメン」「鶏しょうゆつけ麺」(以上850円)の3種。全てのメニューのベースに同店特製の水炊きスープを使う。しろ親子丼は、「まずはそのまま。次に薬味をかけ、最後に水炊きスープをかけて雑炊風にする3パターンの食べ方と味を楽しむことができるおすすめの一品」(同店店長・佐藤さん)だという。濃厚鶏ラーメンは博多ラーメンならではの「バリカタ」の細麺、鶏しょうゆつけ麺のスープは水炊きスープに魚の「アゴだし」やしょうゆダレなどを組み合わせるなど、同店の素材の特徴を生かしたメニューに仕上げたという。
庄嶋社長は「濃厚だが後味はあっさりとして重過ぎない鶏の味わいの特徴がありランチにはぴったり。ぜひ一度味わっていただければ」と来店を呼び掛ける。
ランチ営業時間は11時30分~14時。夜は18時~24時(土曜・日曜祝日は17時~)。