「北海道らしさの再発見」をテーマにしたプロジェクト「ほっかいどう家族」が現在、ホームページやフェイスブックで「北海道のあるあるネタ・うんちく」などを募集している。
「道民性」「土地柄」「北海道での生活」などに焦点を当てPRすることを目的した同プロジェクト。北海道庁・総合政策部政策局が主導して行うもので、同局が手掛ける「官民で北海道が抱える問題を解決する・北海道をより良くするためのアイデアを共有する」ことなどをテーマに据えた企画「北海道そうぞう・ラボ」の一環。「北海道は雄大な自然、食という部分の認識は強いが、北海道に住む人や自然や食、観光以外の北海道の魅力があることも伝えたい」と担当の井神淳さん。
同プロジェクトでは出版事業などを手掛ける「メディアファクトリー」(東京都渋谷区)とタイアップ。同社が発行する「メディファクトリー新書」の「漫画・うんちくシリーズ」の北海道版を制作するため、「北海道のあるあるネタ・うんちく」を募集している。同書では、キャラクター「雲竹雄三(うんちくゆうぞう)」が北海道のあるあるネタ・うんちくを紹介していく。
情報募集は8月15日にスタート。「北海道そうぞう・ラボ」のフェイスブックページでは、プロジェクト担当が寄せられた情報やうんちくの紹介、解説などを行っている。現在は七夕の7月7日か、「北海道の七夕」と言われる8月7日から盆にかけて行う子ども行列の総称「ロウソクもらい」について、「トランプのてんを切る」、組み合わせを決める「グーとチー(チョキ)で合った人」などの方言、網走刑務所の食事に関するうんちくが公開されている。
井神さんは「CGM(コンシューマ・ジェネレイテッド・メディア)の基盤でリアルな情報を共有し、道民性の素晴らしさをわれわれ道民が再認識することで北海道をもっと盛り上げることにつなげたい」と意気込みを見せる。
募集期間は9月20日まで。「漫画・うんちく北海道」は来年2月27日に発売予定。