菓子の製造・販売を手がける北菓楼(砂川市)は3月25日、創業当時から販売している人気商品「北海道開拓おかき」シリーズの新味「北海シマエビ味」の販売を開始し、販売店全店で完売する人気ぶりを見せている。
同社を代表する菓子のひとつ「北海道開拓おかき」は、創業当時から販売している昆布醤油味をはじめ、いか味、標津産秋鮭味、枝幸産帆立味の4種類。今回発売したオホーツク野付産「北海シマエビ味」は、野付漁協と同社が2年がかりで共同開発。野付漁協100周年を迎える同日に発売を決めた。発売日当日、2日目ともに、札幌市内4店舗を含む10店舗全店で完売。開店後10分で完売した店舗もあるという。
自然環境に優しい帆掛け舟で行う伝統の「打瀬網(うたせあみ)」漁法で取れたエビは、餌の匂いが付かず、北海シマエビ本来の天然の味わいが特徴。漁期が夏・秋の各1カ月のみに限られるため、同社は生産数を制限。各店1日に50個~100個、計1,000個ほどを販売する。価格は350円。