「サッポロファクトリー」(札幌市中央区北2東4)が4月9日、開業から20周年を迎えた。経営はサッポロ都市開発(同)。
ファッション、エンタメ、グルメなど約160店が出店する大型複合商業施設として1993年に開業。場所は国内初のビール工場として1876(明治9)年に建設された「開拓史麦酒醸造所」の跡地で、工場時代のレンガ造りの建物と煙突をそのまま残し札幌市のランドマーク、観光地としても人気のスポット。年間630万人が利用し、売り上げは110~120億円に上る。
特設ホームページ上には、20周年を記念して各レストランが提供する限定メニューの情報やキャンペーン情報を掲載。今月12日~14日には「ハピネス★ビヤガーデン」「トリックアート展」などのイベント情報を公開するほか、20年間を振り返るショップスタッフ、関係者らのコメント、同施設と開拓史麦酒醸造所に関する概略を掲載している。ホームページでは、今月7日に記念イベントを行った際に、小中学生約100人がバースデーソングとともに突然踊り出し来場客を驚かせた「フラッシュモブ」映像を公開するほか、同施設フェイスブックページ開設も予定する。「フラッシュモブは北海道ではなかなかない取り組みで当日お越しいただいていたお客さまにも楽しんでいただけた。ファクトリーの客層はファミリーが中心。子どもたちが一斉に踊りだす光景は20周年にぴったりだった」(イベント企画担当・高澤さん)。
「開拓使ビール醸造所は観光地としても認識され、ほかの商業施設にはない強み。これからもサッポロファクトリーならではの魅力を発信したい」とも。
営業時間は10時~20時(レストランは11時~22時)。