北海道日本ハムファイターズのチアグループ「ファイターズガール」の審査が1月13日、札幌ドーム(札幌市豊平区羊ヶ丘1)で開催された。
空手の有段者で「誰か蹴りを受けて下さい」と申し出て審査員を蹴るユニークな特技を披露する参加者
毎年一般公募のオーディションでメンバーが選ばれる同チアグループ。札幌ドームをメーンに北海道内で開催される同球団の試合で、オープニング、応援歌、回の裏終了後に「YMCAダンス」などを10人1チームで踊り会場を盛り上げ、選手を応援する。昨年から音楽、映像コンテンツ事業などを手掛ける「エイベックス」(東京都港区)が企画に協力し、ダンスやエンタテインメント性に力を入れ、「ダンスチーム」としての側面も取り入れ、新たなパフォーマンスを組み合わせたチームに様変わりした。
今年は200人以上の応募が集まり、書類選考を経て約100人が2次選考、50人が3次選考に臨み、ダンス審査や自己PRなどで審査員にアピールした。応募者の中には、「空手の有段者。誰か蹴らせていただける方はいませんか?」と申し出て、審査員を蹴飛ばすユニークな特技を披露する参加者も。審査に通過した15名前後がメンバーに選ばれ、道内試合の応援に駆けつけるほか、今年は道外での試合にも出演する予定。「チアを踊るのは10人。昨年は20人以上のメンバーが試合ごとに交替で出演していたが今年は少し人数を減らして1人当たりの稼動を増やす。メンバーが露出する機会や経験を増やすきっかけとなれば」と球団事業担当者。
今回から「札幌テレビ」「北海道放送」「北海道文化放送」「テレビ北海道」(以上、中央区)、「北海道テレビ」(豊平区)ら地方テレビ局も企画に加わり、共同で球団やチアを応援する。
1月下旬にメンバーが合格者発表を予定。4月の札幌ドーム開幕戦より出演する。