国内最大級のジャズフェス「SAPPORO CITY JAZZ~Ezo Groove 2012~」が7月7日、市内各地を会場に始まった。
映像が投射された幻想的な空間で食事やドリンク、ライブが楽しめるホワイトロックミュージックテントライブ(Photo by Kei.Obata)
2007年7月から開催から今年で6回目を迎える同フェス。「札幌がジャズの街になる」をテーマに札幌の新たな観光文化資源の創出を目指した音楽イベントとして開催され、7月の初旬から約50日間、札幌市内各地をステージに開催される夏の風物詩。今年は7月7日~8月23日までの48日間開催し、プロのアーティスト約50組・アマチュアのアーティスト約250組を迎える予定。音楽・芸術監督(財団法人札幌市芸術文化財団 音楽・芸術監督/以下同様)に日本のジャズプレーヤー第一人者・渡辺貞夫さんを迎えたことも話題となっている。
ステージは札幌市内各所で展開。大通公園西2丁目会場では、映像投射式ミュージックドーム「ホワイトドーム」を設置。演奏とともに投射される映像や飲食利用も可能で400席限定シートを設ける。今年から公演規模を拡大し、テント内の幕の素材を変えて日中でも映像投射を可能にするなど新たなスタイルを取り入れた。
「札幌芸術の森野外ステージ」では、ジャズのほかに若年層向けにJPOPのジャンルを取り入れた世代別のステージ「North JAM Session」を展開。JPOPアーティストを中心にした「GREEN STAGE」、「昨年発売したジャズアルバムの評価が高かった」という人気アーティスト・JUJUさんと人気バンド「大橋トリオ」がフィーチャーした「RED STAGE」、1970~80年代の音楽をメーンにした「BLACK STAGE」などをプログラムする。
そのほか「札幌駅前通地下歩行空間」や市内各地のホテルなどで開催される観覧無料の「パークジャズライブ」、音源審査を通過した10組のバンドが競い優勝者にはカナダ・モントリオールで開催されるジャズフェスに参加する権利を獲得する「パークジャズライブコンテスト」、中島公園内のコンサートホール「Kitara」で札幌出身の若手サックスプレーヤー・寺久保エレナさんのバンドによるライブなどを開催する。
料金やライブスケジュールなどはホームページで確認できる。