北海道内7都市で7月8日、6000人の大規模合コン「EZOKON (エゾコン)MEGA MAX」が開催される。
全国的にブームとなっている「街コン」。「エゾコン」は昨年10月、札幌で初開催し、北海道での街コンブームの「火付け役」となったイベント。1回目は600人、2回目は2200人、3回目は3500人と札幌市内で徐々に規模を拡大し、4回目となる今回は、札幌・旭川・函館・帯広・釧路・苫小牧・北見の7都市に増え、道内全域で展開する。「以前から北海道全体で街コンを開催したいと思っていた」と企画者の工藤允太(まさひろ)さん。「地方から札幌にやって来る参加者も多かったのでより身近に地元と関わることができる機会になるはず」。札幌で3000人、そのほか各地で150~300の参加者を募る。
当日は、事前申し込みを済ませた参加者が各地で受け付けを行う。参加店が記載された地図と参加者用のリストバンドを受け取り、イベント開始時間までに各店に移動。イベント開始時は指定された店舗に集まり、その後自由に各店を行き来できる。開催を重ねるうち、「今まで最初の指定店では年代がバラバラでなかなか話しづらい」という意見もあったことから、初めの指定店は年代別に参加者を振り分けるほか、店舗間を移動する際の大型バス1~2台を用意し、移動間の出会い・コミュニケーションの場も創出するなど企画に工夫を凝らす。前回から運行を始めたバスでは、車内で話し続ける参加者もいるなど交流を深めるツールにもなっていたという。
店舗での飲食は、ビュッフェ形式のフードと飲み放題。1店舗あたり最大滞在時間は90分。参加店は約100店で、会場内をUstreamで中継し一斉に乾杯するほか、店舗ごとに「おすすめ」するスタッフを配置し、参加者がリアルタイムで「お気に入り」のスタッフに投票する企画も用意する。「行ったことがない店の場所や雰囲気、スタッフのサービスなどを知ることで、イベント後のリピーター獲得につながり、参加店も新規顧客獲得の機会にしてほしい」。1人で参加する人に向けても、「盛り上げ隊」や大道芸人などのパフォーマンスを用意し、参加者同士の交流機会創出につなげる。
工藤さんは「ブームになりさまざまな内容で開催する街コンも増えているが、イベントによっては満足していないという声も寄せられる。『エゾコン』で街コンの楽しみを知ってもらい、北海道全体を盛り上げたい」と話す。
開催前日には、「alife」(札幌市中央区南4西6)で300人規模のプレイベントも開催予定。
参加対象は20歳以上の男女で、1人から参加可能。未婚・既婚は問わず、年齢制限は設けない。開催時間は18時~22時。参加費は、男性=5,500円、女性=4,500円(複数人数申し込みによる割引あり)。ホームページの専用フォームから申し込む。