写真家・川島小鳥さんの個展「川島小鳥写真展『未来ちゃん』」が4月5日、札幌パルコ(札幌市中央区南1西3、TEL 011-214-2111)で始まった。
「BRUTUS」の表紙を飾った写真。縦2.1メートル、横3.18メートルの展内最大作品(関連画像)
川島さんは1980(昭和55)年東京都出身。主に人物を被写体にする写真家で、「2010年度講談社文化賞写真賞」の受賞や作品が雑誌「BRUTUS」の表紙を飾ったことなどで話題となった。
同展では、佐渡島のある少女を被写体に、彼女の2~3歳までの1年間を撮影した発行部数9万部を超える川島さんの代表作「未来ちゃん」(ナナロク社)の写真と写真集に収録していないパリでの未公開のカットを含む250点以上の作品を展示。会場には、撮影を始めた冬から1年後の冬までの季節の順に作品を並べ「未来ちゃん」の成長と春夏秋冬の様子を表した。
展覧会は渋谷を皮切りに大阪・福岡・名古屋の全国4カ所で開催され、計6万人以上を動員した。「個展ならではの迫力で未来ちゃんの生命力が爆発しているのを楽しんでもらいたい」と川島さん。
開催時間は11時~20時(土曜のみ20時30分まで、最終日は18時まで、入場は閉場の30分前まで)。入場料は、一般=300円、学生=200円、小学生以下無料。今月16日まで。