アニメーションやイラストレーションクリエーターの天野喜孝さんの作品展示会が1月13日から、サッポロファクトリーホール(札幌市中央区北2東3)で開催される。主催はアールビバン(東京都品川区)。
天野さんは、1970年代にアニメーション制作スタジオ「タツノコプロダクション」(東京都)で「みなし子ハッチ」「ヤッターマン」「科学忍者戦隊ガッチャマン」など人気アニメキャラクターデザイン、1980年代に「吸血鬼ハンター」「グイン・サーガ」などのSF小説の装丁画や挿絵などの作品を描くほか、1987(昭和62)年以降人気ゲームソフト「ファイナル・ファンタジー」シリーズのビジュアルコンセプトデザインを手掛けるなど国内外で高い評価を受ける日本を代表するクリエーター。
同展では、モノクローム・リトグラフ制作に始まった天野さんの版画制作活動20年を記念し、これまでの代表作や人気作、約1年半ぶりの発表となる最新のオリジナル版画作品、原画など約100作品を展示販売する。「ファイナル・ファンタジー5」のコンセプトデザインをイメージした約1年半ぶりの最新作「Black Sword」、2010年制作の大型作品「GOD-DARK SIDE」「GODNESS-LIGHT SIDE」、NHKのアニメ番組「やさいのようせい」シリーズなど幅広いイメージの作品をそろえたという。15日には天野さんが来場し新作の解説や活動の近況を語るトークショーを行う。そのほか来場者にはポスターも進呈する。
同イベント担当者は「活動20周年という活動の節目に天野さんの過去から現在に至るまでの作品の魅力を楽しめるイベント。北海道では数年ぶりの展覧会でもあるので、ぜひ多くの方にお越しいただければ」と話す。
開場時間は11時~19時(初日は14時開場、最終日は18時閉場)。天野さんのトークショーは17時30分~18時30分を予定。入場無料。今月16日まで。