札幌グランドホテル(札幌市中央区北1西4)は11月12日より、ホテルスタッフが総出で配達する毎年恒例の「札幌グランドホテル特製おせち料理」の予約を開始する。
同サービスは、「ホテルの顔が見えるサービス」として1970年代よりスタート。同ホテルで直接予約をした人を対象に毎年12月31日、ホテルスタッフが1軒1軒に配達する。年ごとに無料配達エリアを拡大し、現在は札幌をはじめ、石狩、北広島、江別の計4市。配達スタッフは部署に関わらず、問い合わせ窓口や会計担当スタッフなどもサポート。「毎年リピーターを中心に人気」(同ホテル)という。
今回の「特製おせち料理」は、同ホテルリニューアル1周年を記念し、フランス料理最高の名誉のひとつ「レ・ディシプル・ド・オーキュスト・エスコフィエ」の称号を持つ同ホテルの小泉哲也総料理長が「素材」「味」「盛り付け」を総監修、陣頭指揮を執る。
種類は昨年より5種類増やし、市内最多の全11種類。和・洋・中をミックスしたおせち料理や和食、中華、洋食をそれぞれ用意するほか、昨年より販売を開始した10万円の本格5段重「慶祝」や「特製パーティーオードブル」(3人用=和・洋・中各15,750円)、「おもてなしオードブル」(4人用=26,250円)も。
同ホテル担当者は「スタッフ一人ひとりが直接家庭を訪問し、感謝を込めて『良いお年をお過ごしください』とあいさつする習慣は長年続けられ、名物として親しまれている。ホテル内での接遇だけがホテルのサービスではなく、ホテル外でもホテルマンとして細心の注意を払い料理をお届けする」と話している。
予約は、電話(12月26日まで)、ファックス(12月20日まで)、ホームページ(12月23日まで)で受け付けている。